素材の種類materials

セラミック等の素材一覧

審美治療に使用される主な素材を、メリット・デメリットと共にご紹介しています。
素材の比較のために、当院で取り扱っていない素材も掲載しております。

コア(土台)

「コア」とは、歯根の補強及び維持のために神経を取った歯の新しい土台のことを言います。

  • メタルコア

    メタルコア保険診療

    金属の土台。当院では取り扱っておりません

    メリット
    • 保険適用
    • 土台が壊れにくい
    デメリット
    • 作成には型取りが必要なため、二度の来院が必要
    • くさび状の力がかかり歯が折れやすい
    • 歯茎が黒くなったり錆びる可能性がある
    • 型取りできるようにするため削る量が増える
  • レジンコア

    レジンコア保険診療

    スクリューピンとレジンの土台。

    メリット
    • 保険適用
    • 金属の量が少ない
    • 一回の治療で土台を建てることができる
    • 歯を削る量を最低限にできる
    デメリット
    • 口腔内で土台を削るため、医師のテクニックが必要
  • ファイバーコア

    ファイバーコア自費診療

    ファイパーポストとレジンの土台。

    メリット
    • 金属を使わない
    • 型取りして作ることも、型取りせず一度の治療で作ることもできる
    • メタルコアでは歯が折れてしまうような力が加わった際、ファイバーコアの場合は土台が折れてくれるため歯が折れにくい
    デメリット
    • 他院にて建てられたファイバーコアを当クリニックで除去する場合、ファイバーポストの本数×11,000円(税込)の費用がかかる

クラウン・インレー素材

クラウンは「被せ物」、インレーは「詰め物」のことを指します。

  • 金属

    銀歯保険診療

    保険診療でリーズナブルなため、よく利用されている。

    メリット
    • 保険適用
    • 強度がある
    デメリット
    • 歯茎が黒くなったり錆びる可能性がある
  • 金歯

    ゴールド自費診療

    保険診療の金属と違い、錆びにくく金属の溶け出しもほとんどない。

    メリット
    • 一番適合が良く歯に優しい
    • 強度がある
    デメリット
    • 歯の色と大きく異なり目立つため、審美性にはやや劣る
    • 時価のため、価格が安定しない
  • 前装冠

    前装冠保険診療

    見える部分のみ白いプラスチック、裏面は金属でできている。

    メリット
    • 保険適用(前歯のみ)
    • 前歯の表側を白くすることができる
    デメリット
    • 裏打ちが金属のため、歯茎が黒くなる可能性がある
    • 白い部分はプラスチックのため変色してくる
    • 単色のため天然歯とは見栄えが異なる
    • 金属が錆びる可能性がある
  • ハイブリッド冠(CADCAM)

    ハイブリッド冠(CADCAM)保険診療

    レジン(プラスチック)とセラミックを合わせた白い素材。当院では取り扱っておりません

    メリット
    • 保険適用
    • 金属を使っていない
    • 白い
    デメリット
    • 強度がないため壊れる可能性がある(特に歯ぎしりが強い方はNG)
    • プラスチックでできているため汚れが残る
    • 口臭の原因になる可能性あり
    • 適合が悪い
  • メタルボンド

    メタルボンド自費診療

    金属フレームにセラミックを焼き付けた被せ物のこと。当院では取り扱っておりません

    メリット
    • セラミックを使ってるため表側に変色がおきない
    デメリット
    • 裏打ちが金属のため天然歯とは見栄えが異なる
    • 現在はセラミック単体のものより費用が高くなる
  • セラミック(e-max)

    セラミック(e-max)自費診療

    天然の歯に近い強度で割れにくく、透明感があり審美性に優れている。

    メリット
    • 天然歯に近い色を再現しやすい
    • 金属を使っていない
    • 汚れが付きにくく虫歯になりにくい
    デメリット
    • 欠ける可能性がある(歯ぎしり、食いしばりのある方はNG)
    • 削る量が多くなる
    • ブリッジには使えない
  • セラミック(セレック)

    セラミック(セレック)自費診療

    技工所でなく歯科医院でCADCAMを使って作製するセラミック。当院では取り扱っておりません

    メリット
    • 短時間にて作製可能
    • 金属を使っていない
    • 白い
    • リーズナブル
    デメリット
    • 欠ける可能性がある(歯ぎしり、食いしばりのある方はNG)
    • 削る量が多くなる
    • ブリッジには使えない
    • e-maxに比べ強度・透明感があまりなく、技工所作製でないため色を付けられない
    • CADCAMのため適合が悪い
  • セラミック(ジルコニア)

    セラミック(ジルコニア)自費診療

    オールセラミックよりも優れた強度を持ち、歯ぎしり・食いしばりが強い奥歯にも使用できる。

    メリット
    • 天然歯に近く、少し白い色になる
    • 金属を使っていない
    • 汚れが付きにくく虫歯になりにくい
    • ブリッジにも使用可能
    • 強度があるため、歯ぎしりや食いしばりがある方にも使える
    デメリット
    • 削る量が多くなる
    • 少し白くなるため、例えば前歯一本だけの施術の際には色が合わない可能性がある(奥歯の施術に向いている)
  • セラミック(ジルコニアレイヤリング)

    セラミック(ジルコニアレイヤリング)自費診療

    ジルコニアのフレームにセラミックを何層も盛り合わせる方法。
    審美性がとても高く、特に見た目にこだわりたい部分に最適。

    メリット
    • より精密な色の再現ができるため、希望通りの色にできる
    • 金属を使っていない
    • 汚れが付きにくく虫歯になりにくい
    • ブリッジにも使用可能
    デメリット
    • 歯ぎしり、食いしばりのある方は欠ける可能性があるため前歯向き

早見表

上記で紹介した素材の早見表です。審美性は「美しく見えるかどうか」、
耐久性は「汚れが付きづらく強度もあり、長くきれいな状態で保てるかどうか」、
適合のしやすさは「既存の歯とうまくなじむかどうか」を評価しております。

コア素材

審美性耐久性保険適合の
しやすさ
メタル
コア
×★★
レジン
コア
★★★★★★
ファイバー
コア
★★★
★★
×★★★
★★

クラウン・インレー素材

審美性耐久性保険適合の
しやすさ
銀歯×★★★★
ゴールド×★★★
★★
×★★★
★★
前装冠★★★★
CAD
CAM
メタル
ボンド
★★★★×★★★
セラミック★★★
★★
×★~★★★
★★
(※)

※セラミックの適合に関して、型取りの仕方や歯の形の整え方、技工所のマイクロスコープの使用の仕方により適合が変わるため。

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